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環境ニュース[国内]

都市ガス燃料を使った燃料電池や発電用ボイラーのばいじん・NOxの測定頻度軽減案への意見募集結果を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.03.20 【情報源】環境省/2003.03.20 発表

 環境省は都市ガスを燃料・原料とする燃料電池や発電用ボイラー施設などに対する大気汚染防止法に基づく、ばいじん窒素酸化物の測定頻度軽減案への意見募集結果をまとめ、寄せられた意見の内容とこれに対する同省としての考え方を公表した。
 都市ガスを燃料・原料とする燃料電池、発電用ボイラー施設などは大気汚染物質排出量が少ないため、14年3月に閣議決定した政府の「規制改革推進3か年計画(改定版)」でも、ばいじん窒素酸化物の測定頻度軽減を14年度末までに検討するよう指示されていたもので、案では、(一)排出ガス量の多少にかかわらず、ばいじんの測定頻度を現行の「1年に1回〜2か月に1回以上」から、「5年に1回以上」に軽減すること、(二)窒素酸化物の測定頻度については、燃料電池用改質器(ガス発生炉)についてのみ、設置場所や排出ガス量の多少にかかわらず、現行の「常時〜1年に2回以上」から「5年に1回以上」に軽減する−−などの内容が盛り込まれていた。
 今回公表された内容によると、この案に対し計9通、1通に複数意見が書かれているものを整理するとのべ12件の意見があった。
意見では例えば「住人の身体的不利益、ばい煙量増加など、測定頻度の緩和によって生じるおそれがある不利益を考えれば緩和すること自体が不適切」といったものがあったが、これに対し環境省は「軽減案の対象となったばい煙発生施設はばいじん窒素酸化物濃度が分析機器で測定できる限界値付近であるか、大気汚染防止法排出基準より十分に低いことが確認されているもの。測定頻度を緩和しても大気環境保全に支障がない」と説明している。【環境省】

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