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環境ニュース[国内]

瀬戸内海のさわら 平成15年度の資源回復計画の内容が承認される

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.03.18 【情報源】水産庁/2003.03.18 発表

 平成15年3月17日に神戸市で開催された、第6回瀬戸内海広域漁業調整委員会で「さわら瀬戸内海系群資源回復計画」の平成15年度の取り組みが承認された。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の積極的な回復を図るための資源管理の取組みの一環として策定されているもので、瀬戸内海のさわら資源量は平成12年時点で1,800トン。ほぼ漁獲量のピークにあたった昭和62年の約10分の1のまで落ち込んでいる。
 今回の委員会では、「さわらの資源量は回復基調にあるものの、資源水準はまだ低い」との報告がされ、15年度の規制措置として、大阪湾でのさわら流し網漁業の休漁期間修正、播磨灘のさわら船曳網漁業の漁獲量規制の追加が承認された。
 さらに資源回復計画と並行してTAE(漁獲努力可能量:期間、海域を設定し、操業日数、隻数など漁獲努力量の上限を定める)制度による漁獲努力量管理を行うことや、瀬戸内海に隣接する紀伊水道外域・宇和海でも瀬戸内海に準じた規制措置を講じることを関係海区漁業調整委員会指示により保証することが報告された。
 なお瀬戸内海での資源回復計画の次期対象種については、周防灘連合海区漁業調整委員会と連携を取りながら作業を進めること、カタクチイワシ、トラフグについては引き続き検討を進めていくとされた。 【水産庁】

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