一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 児童の健康保護と環境に関する報告書を公表
【健康・化学物質 公害予防/被害】 【掲載日】2003.03.05 【情報源】/2003.02.24 発表
EPAのホイットマン長官は2月24日、「アメリカの児童と環境:汚染物質、身体への負荷と疾病の測定(America’s Children and the Environment: Measures of Contaminants, Body Burdens, and Illnesses)」と題する報告書を公表した。これは児童の健康に関連のある環境要因の傾向について、2つめの報告書となる。この報告書では、大気、水、食料および土壌の汚染レベル、児童・女性の体内における汚染物質濃度、環境汚染物質への暴露により影響を受けるおそれのある児童の疾病という3点に関する傾向が示されている。
報告書の主なポイントは以下のとおり。
・ 児童の血中鉛濃度は、主に塗料への鉛の使用を段階的に廃止したことにより、減少しつづけている。
・ 高濃度の大気汚染および飲用水中の汚染物質への児童の暴露は、わずかながら減少している
・ 出産可能年齢にある女性の8パーセントは、体内の水銀濃度が、潜在的な影響のあるレベルにある。
・ 2001年には、国内の児童の9パーセント(630万人)が、ぜんそくに罹患しており、6パーセントがこの12か月以内にぜんそく発作を煩っている
【EPA】