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環境ニュース[国内]

景観や地域固有の自然、外国人に見せる工夫必要 「グローバル観光戦略」のパンフレット配布開始

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2003.02.05 【情報源】国土交通省/2003.01.29 発表

 国土交通省は外国人旅行者の日本への訪問を促進する「グローバル観光戦略」のパンフレットを作成し、配布を開始した。
 この戦略は日本人海外旅行者数が約1,600万人であるのに対し、日本を訪れる外国人旅行者数は約500万人にとどまり、受入れ者数は世界の中で35位という現状が、逆に産業としての可能性を秘めているという視点に立ち、平成14年12月に策定された。
 2003年を「訪日ツーリズム元年」と位置づけ、(1)市場調査の実施(2)日本の新たなイメージの確立とニーズに応じた旅行商品開発、(3)海外におけるPR・情報提供の徹底的な実施、(4)ビザ取得の負担軽減、(5)国際連携の推進、(6)外国人旅行者受入れ基盤の形成、(7)外国人旅行者への適切な情報提供、(8)交通の利便性の向上、(9)魅力ある観光交流空間づくり、(10)観光関連産業の意識転換、(11)事業者支援、(12)観光関連産業の連携強化、(13)官民合同体制構築、(14)個々の施策の積み重ね、(15)現状把握と施策の評価・再検討−−などの具体的な戦略が提示されている。
 なおこのうち、「魅力ある観光交流空間づくり」の項目では、移動中に垣間見える景観や地域固有の自然環境を観光資源として見直し、これらの景観生態系を外国人に観光してもらうための工夫が必要」−−と指摘されているほか、具体的施策例をわかりやすく示した最終ページでは日本の観光の弱点として、そもそも「まちそのものが美しくない」との問題提起もされている。【国土交通省】

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