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環境ニュース[国内]

割りばしに残留する防かび剤、漂白剤の監視強化へ

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.01.28 【情報源】厚生労働省/2003.01.21 発表

 厚生労働省は平成15年1月21日、割りばしに残留する防かび剤、漂白剤の試験法や溶出量の目安を定め、この目安を超えた防かび剤、漂白剤が検出された割りばしについては販売自粛を要請するとの通知を地方自治体・検疫所に対して行った。
 今回、試験法・溶出量の目安が定められた物質は、防かび剤ではオルトフェニルフェノール(溶出量の目安:6.7ミリグラム)、チアベンダゾール(同:1.7ミリグラム)、ジフェニル(同:0.8ミリグラム)、イマザリル(同:0.5ミリグラム)、漂白剤関連では二酸化硫黄または亜硫酸塩類(同:二酸化硫黄として12ミリグラム)。
 過去には平成6年度に東京都立衛生研究所が割りばし43点を対象に実施した防かび剤の含有量調査で、製造国不明の割りばし6点とすし用巻きす1点から防かび剤オルトフェニルフェノールの検出が確認されたことがあり、また、平成14年度に検疫所が中国産割りばしを対象に実施した検査では防かび剤の検出は認められなかったものの、漂白剤の成分である二酸化硫黄が検出が確認されている。
 平成12年時点で、日本国内で一年間に消費される割り箸は約252億5,500万膳であったが、うち96%が輸入割りばし。そのほとんどが中国産となっている。【厚生労働省】

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