廃棄物の減量・適正な処理に関する基本方針案について意見を募集

【ごみ･リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】環境省／2001.03.26 発表

　環境省では「廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針案」を策定・公表し、郵送及び電子メールにより、広く意見を募集する。
　今回策定された基本方針は、平成１２年６月に公布された「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」第５条の２第１項の規定に基づき、廃棄物の排出抑制、再生利用等による廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方向、目標の設定などの方針を定め、公表したもの。
　基本的な方向の中では、循環型社会形成推進基本法の趣旨を踏まえ、できる限り廃棄物の排出を抑制し、廃棄物となったものについても、再使用、再生利用、熱回収の順にできる限り循環的な利用を行うなどの措置を徹底した上で、なお循環的利用が行われないものについては、適正な処分を確保することとしている。また、特に産業廃棄物については、適正処理に必要な施設の整備が進まず、悪質な不法投棄等の不適正処理が増大していることから、必要と認められる場合は、公共の関与による安全で安心できる処理施設の整備促進や施設の安全性等に関する情報公開を一層進め、地域住民の理解を深めていくこと−−などが盛り込まれている。
　なお、一般廃棄物の減量化の目標量としては、平成２２年度において、平成９年度よりも排出量を約５％削減し、再生利用量を約１１％から約２４％に増加させるとともに、最終処分量をおおむね半分に削減する。更に産業廃棄物については、平成２２年度において平成９年度排出分より約１２％の増加に抑制し、再生利用量を約４１％から約４７％に増加させるとともに、最終処分量をおおむね半分に削減することとした。
　意見の募集期間は平成１３年３月２６日〜平成１３年４月６日必着。 【環境省】