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環境ニュース[国内]

ベーリング海のサケ類国際調査計画の実施について議論 北太平洋溯河性魚類委員会第10回年次会議

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.10.17 【情報源】水産庁/2002.10.16 発表

 2001年10月6日から11日にかけて、ロシアのウラジオストックで、北太平洋溯河性魚類委員会(NPAFC)第10回年次会議が開催され、日本、ロシア、カナダ、米国などの北太平洋溯河性魚類保存条約加盟国と国連食料農業機関(FAO)、北太平洋海洋科学機関(PICES)、韓国などのオブザーバーが出席した。
 「北太平洋溯河性魚類保存条約」はさけ・ますなど、北太平洋での溯河性魚類の系群保存を目的とし、1993年に発効した条約で、北緯33度以北の太平洋の公海(条約水域)での溯河性魚類の漁獲禁止や、溯河性魚類とその生態学的関連種についての科学調査協力について規定している。NPAFCはこの条約に基づいて設立された委員会だ。
 今回の会議では、(1)公海流し網の共同取締り、(2)さけ・ます資源に関する科学調査協力−−などが議題となり、このうち、公海流し網の共同取締りについては、各国とも2002年漁期での条約水域での違法操業は認められなかったとの報告があり、取締りの努力が効果を上げていることが確認されたほか、さけ・ます資源に関する科学調査協力については2002年から「ベーリング海・アリューシャン列島サケ類国際調査計画」が実質的に開始されたことを受け、同調査計画の実施についての具体的な議論が展開された。【水産庁】 

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