一般財団法人環境イノベーション情報機構
IWC特別会合 アラスカとロシアの先住民にホッキョククジラ捕獲枠を認定
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.10.16 【情報源】水産庁/2002.10.15 発表
2002年10月14日、英国ケンブリッジで国際捕鯨委員会(IWC)特別会合が開催され、39か国が参加した。この特別会合で議題となったのは、(1)アラスカとロシアの先住民に対するホッキョククジラ捕獲枠の認定、(2)日本の沿岸捕鯨に対する暫定救済枠設定、(3)アイスランド再加盟問題−−の3つ。
このうち2002年5月のIWC下関会合でいったん否決されていた先住民に対する捕獲枠認定については、今回、5年間で280頭という捕獲枠を今後実施される科学委員会の勧告に従い修正することを条件に、参加国の合意により採択された。
なお、日本の沿岸捕鯨のための暫定救済枠の設定が16対19(棄権2)の3票差で否決された一方、アイスランド再加盟問題については、19対18で同国が商業捕鯨停止を留保した状態での再加盟が認められた。【水産庁】