一般財団法人環境イノベーション情報機構
水素サプライチェーンにおける温室効果ガス削減効果に関するLCAガイドライン等を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.05.16 【情報源】環境省/2017.05.15 発表
環境省は、水素の製造から利用までの水素サプライチェーン全体の温室効果ガス削減効果の算定方法を示した、「水素サプライチェーンにおける温室効果ガス削減効果に関するLCAガイドライン」と、ガイドラインに準拠した「算定支援ツール」を策定し、公表した。水素は、利用時に温室効果ガスを排出せず、再生可能エネルギー等のエネルギー貯蔵にも活用できることから、地球温暖化対策上重要である一方、その製造、貯蔵・輸送、供給のプロセスでは、温室効果ガスの排出がある。水素による温室効果ガス削減効果を一層高めるには、水素の製造から供給までのサプライチェーン全体の低炭素化を図る必要がある。
そこで、LCA(Life Cycle Assessment:ライフサイクルアセスメント)の観点から、事業者や自治体等が、自らの水素サプライチェーンの温室効果ガス削減効果を評価する際に活用することを目的とし、水素サプライチェーンの温室効果ガスの削減効果の算定方法を示したガイドラインを策定した。
また、ガイドラインに基づく算定を支援するツールとして、ガイドラインに準拠した計算ツール、マニュアル及びサンプル集を整備した。
以下の環境省サイトで、ガイドライン・算定支援ツールが掲載されている。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/lca/index.html
【環境省】