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環境ニュース[国内]

東京都、まだ着られる衣類の回収・リユース活動「ふくのわプロジェクト」を開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.10.12 【情報源】地方自治体/2016.10.06 発表

 東京都は、まだ着られる衣類の回収・リユース活動「ふくのわプロジェクト」を10月6日に始めた。古着の買い取り・販売業者と連携し、衣類のリユースを進める。収益は、障害者のスポーツを支援する団体、日本財団パラリンピックサポートセンターに寄付する。都が推進する「『持続可能な資源利用』に向けたモデル事業」の一環で取り組む。

 「服の輪」「福の輪」と、布がリユースされて長く使われるよう願う造語「布久の輪」の3つの意味で名付けた。家庭にある着られる衣類のリユースは資源の有効利用、ごみ排出量削減の面で重要になると考えた。日本では家庭で不用になった衣類のうち約70%はごみとして処分され、約30%がリユースリサイクルで回収されているという。

 衣類のリユースを一層進めることで、使い捨て型ライフスタイルの見直しや、持続可能な資源利用につなげる。まだ着られる衣類の回収とリユースは、古着と雑貨の店舗を都内などで展開する原宿シカゴ(茨城県稲敷市)と連携し、宅配便やイベント会場で回収する。原宿シカゴが1kgあたり7円で買い取り、その額がプロジェクトに入金される。

 回収イベントは東京サンケイビル(東京・大手町)「秋まつり」(10月31日〜11月4日)で開催する。11月3日を除く期間中、地下1階で午前11時半〜午後1時に受け付ける。今後学校などでも衣類回収を予定している。このほか、ブランド品の買い取りサービス「ブランディア」を手掛けるデファクトスタンダード(東京・大田)とも連携する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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