一般財団法人環境イノベーション情報機構
ソーラーフロンティア、電力や発電方法の意識調査、7割がクリーンエネルギー選択
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.10.04 【情報源】企業/2016.09.28 発表
ソーラーフロンティアは、4月の家庭向け電力の自由化から半年が経過したことに合わせ、主婦を対象に電力・発電方法に関する意識調査を実施した。同社は昭和シェル石油の100%子会社で、太陽電池生産を手がている。どのような発電方法で電気がつくられたか公開されて選べるのなら、太陽光や風力などクリーンエネルギーを中心にしたいとする層が7割に達した。調査は9月上旬に全国の20〜60代の主婦にインターネットで行い、1106人が答えた。電力の自由化で広がってほしい選択肢(複数回答)は「料金プラン」が63.2%、「電力会社」が55.8%だった。次いで「クリーンエネルギーを使用した電力が選べる」の19.7%が入った。「太陽光発電や蓄電池、省エネ設備を使い、電力の自給自足ができる」も18.6%あった。
現在は電力小売り会社に発電方法を公開する義務はないが、今後公開されたら「とても知りたい」が18.5%、「知りたい」が62.4%となり、合わせて8割を超えた。理由(複数回答)は、「安心、信頼できる」59.7%、「方法を選びたい」47.3%だった。発電方法を気にしたことについては「よくある」が5.7%「時々ある」が29.7%で、計35.4%が気にしていた。
発電方法が公開された場合に選択したい電力は「クリーンエネルギーであれば種類は問わない」23.6%、「太陽光」18.0%、「水力」14.5%、「風力」14.1%、「LNG(液化天然ガス)火力」6.5%と、クリーンエネルギーが上位を占め、合わせて7割を超えた。太陽光で動いたらいいと思う家電やモノのトップ5は冷蔵庫、エアコン、照明、テレビ、車だった。