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環境ニュース[国内]

大日本印刷、植物由来包材のポリエチレンフィルム販促物で「エコマーク」を取得

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.10.04 【情報源】企業/2016.09.30 発表

 大日本印刷(DNP)は、「バイオマテックPE(ポリエチレン)フィルム」の販売促進物で「エコマーク」の認定を取得した。植物由来の原料を一部に使って石油の使用量を削減した包材「DNP植物由来包材バイオマテック」シリーズの一つで、これを利用する企業は、自社製品の包装材でエコマークの認定取得を目指す際の作業が簡略になる。

 DNP植物由来包材バイオマテックは、サトウキビから砂糖を精製する時の副産物の廃糖蜜や、トウモロコシなど、植物由来の原料を石油の代わりに活用することで、石油の消費量を削減する。植物は生育の過程で空気中からCO2を吸収しているため、石油由来プラスチックと比べて、製品のライフサイクル全体で温室効果ガスが削減できる。

 DNPは、環境に配慮したさまざまな包装材の開発に力を入れている。2010年にバイオマテックPEフィルム、2012年には同じDNP植物由来包材バイオマテックシリーズの「バイオマテックPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム」を世界に先駆けて開発した。バイオマテックPETフィルムの販促物でも、2016年度中に認証を取得する。

 エコマークは、原材料の調達から生産、廃棄までのライフサイクル全体を通して環境負荷が低く環境保全に役立つと認められ、基準を満たす商品に付けることができる環境ラベルだ。マークの表示で環境配慮型商品としてアピールできる。DNPは、DNP植物由来包材バイオマテックシリーズで、2017年度に30億円の売り上げを目標にする。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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