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環境ニュース[国内]

日本製紙、三菱商事子会社・中部電力と静岡県富士市に建設した火力発電所が完成

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.09.23 【情報源】企業/2016.09.16 発表

 日本製紙が三菱商事の100%子会社で発電事業の三菱商事パワー、中部電力と共同出資する発電事業会社の火力発電所が完成した。静岡県富士市に建設され、9月1日に営業運転を始めた。関係者が出席して9月16日に完工式を開いた。この火力発電所は、日本製紙の旧鈴川工場の生産設備跡地を有効活用して設置した。

 火力発電所は約10万kWの出力があり、石炭を燃料にする。バイオマスとの混焼もできる。発電事業会社は「鈴川エネルギーセンター」で、発電設備の運転・維持・管理と電力の卸供給販売を事業内容に2013年9月に設立した。資本金は約26億円で出資比率は日本製紙20%、三菱商事パワー70%、中部電力10%となる。

 火力発電所の運転と保守は、鈴川エネルギーセンターから日本製紙が受託している。日本製紙は全国の工場の設備や土地、技術、人材を生かしてさまざまな事業を展開し、エネルギー事業もその1つとなる。この発電所では、これまでの発電設備の操業技術を活用し、設備の運営を通じて電力の安定供給を支える。

 発電した電力は電力小売り事業のダイヤモンドパワーに売電する。同社は三菱商事が20%、中部電力が80%出資して特別高圧・高圧電力を供給している。三菱商事パワーは三菱商事から60万kW規模の発電事業資産の移管を受け、2015年10月に立ち上げた。国内で発電事業の立案・計画・建設・事業管理を手掛ける。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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