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環境ニュース[国内]

三菱地所レジデンス、関西で初めて「いきもの共生」マンションのモデルルームを開設

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2016.08.23 【情報源】企業/2016.08.18 発表

 三菱地所レジデンスは、関西地区で初めて「いきもの共生事業所(ABINC)認証」の集合住宅版を取得した兵庫県宝塚市のマンション「ザ・パークハウス宝塚」のモデルルームを8月20日に開設する。同社は三菱地所グループ企業で、マンション開発を手がけている。緑のつながりを考慮して周辺の自然と調和する樹種の植栽を施し、生態系のネットワークを形成する。

 ザ・パークハウス宝塚は武庫川と一後川に面し、六甲山系を臨む場所に位置する。緑地を充実させて、鳥やチョウの休息中継地を確保する。周辺の植物に調和するモミジ、シラカシ、ソヨゴを植えるほか、半数以上をアラカシ、ウラジロガシ、タブノキなど地域の在来種で構成する。兵庫県版レッドリストに掲載されている希少種も採用する。

 建物の近くでは成長が早い樹木の植栽を控え、自然の樹形に近いせん定で樹木の形を生かす。殺虫剤など薬剤散布を減らすため病害虫が発生しにくい樹種にする。土壌面はウッドチップで覆って雑草の発生も抑える。ザ・パークハウス宝塚は15階建て164戸(2LDK〜4LDK)となり、2018年1月中旬の完成と3月中旬の引き渡しを予定している。

 いきもの共生事業所認証は、建設・不動産各社で組織する一般社団法人いきもの共生事業推進協議会が運営し、評価が難しかった、土地利用での生物多様性保全の取り組みを認証する。オフィスビルと商業施設を対象に2013年度に始まり、2014年度に集合住宅と工場が加わった。三菱地所グループは集合住宅版認証13物件のうち9物件に関わる。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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