一般財団法人環境イノベーション情報機構
イオン環境財団、ミャンマー・ヤンゴン市郊外で植樹、場所を移して3年計画で展開
自然環境】 【掲載日】2016.07.15 【情報源】企業/2016.07.11 発表
環境保護や生物多様性保全に関する公益活動を手掛けるイオン環境財団(理事長・岡田卓也イオン名誉会長)は、ミャンマー最大都市、ヤンゴン市郊外のローガー湖周辺で7月16日に植樹を実施する。同じヤンゴン市郊外のフージー湖周辺で2013年から3年間植樹してきたが、今回からはローガー湖に場所を移して新たに3年計画で展開する。ローガー湖は近隣住民に生活用水を供給する水源になっている。イオン環境財団は、湖周辺の森林を豊かにするとともに森林が本来持つ水源かん養機能を高め、今後も持続的に利用できるようにするために植樹する。水源かん養機能は、森林の土壌が降水を貯留し、河川や湖沼に流れ込む水量を平準化して洪水や渇水を防ぐことを意味する。
今回の植樹にはミャンマーの約1100人と日本からの約500人のボランティア計約1600人が参加し、地域に自生する1万本の苗木を植える。木はマホガニー、オリーブ、カイエー、チーク、モンキーポッド、ゴールデンシャワーの6種類となる。ヤンゴン管区の首相やヤンゴン市長、駐ミャンマー日本特命全権大使なども出席を予定している。
2015年まで3年間植樹したフージー湖周辺では、水源かん養機能の回復を目的に、ミャンマーと日本のボランティア延べ2700人が2万4000本を植えた。ミャンマーでイオンはイオン環境財団の植樹のほか、環境保全・社会貢献に取り組む団体、イオンワンパーセントクラブが洪水被害に対する寄付や、給水施設設置の支援などを行っている。