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環境ニュース[国内]

積水化学、太陽光発電システムとEV・PHV、HEMSが電力連携するリフォームを展開

エネルギー】 【掲載日】2016.06.29 【情報源】企業/2016.06.23 発表

 積水化学工業は、自社の住宅「セキスイハイム」入居者向けに太陽光発電システムと電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)、住宅エネルギー管理システム(HEMS)が電力連携するリフォームの展開を7月1日に始める。定置型蓄電池と比べて容量が大きいEV・PHVを活用する仕組み「V2H(ビークル・ツー・ホーム)」を既築住宅に導入する。

 このリフォーム商品「V to Heim(ヴイ・トゥ・ハイム)」は、太陽光発電と定置型リチウムイオン電池、HEMSを基本に2015年7月に発売したリフォーム「GREENSHIFT(グリーンシフト)」に続いて投入する。定置型リチウムイオン電池の代わりにEV・PHVを使うことで、太陽光発電搭載住宅のエネルギー自給率を高め、EV・PHVの価値を向上させる。

 セキスイハイムの太陽光発電搭載住宅にEVパワーコンディショナー(電流変換器)を装備して電力系統と連系し、太陽光発電、EV・PHV、電力会社の3つの電源を最適に利用する。太陽光発電の余剰電力でEV・PHVを充電して使用する環境配慮のニーズ、太陽光発電の余剰分を売電して、割安な料金でEV・PHVにためる家計節約のニーズなど、利用者のニーズに応じたモードで運転できる。

 停電時にはEV・PHVから家庭に電力を供給する。日中に太陽光発電の電力を使用し、余剰分でEV・PHVを充電すると夜間でも電気が使える。再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の期間が終了した後に余剰電力を利用する方法として、EV・PHVは有効だ。EV・PHVを所有する入居者や、買い替えの予定がある層に提案する。初年度100台の受注を目標にした。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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