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環境ニュース[国内]

丸紅、株主総会会場の電力にグリーン電力、環境付加価値を取引する証書を活用

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.06.29 【情報源】企業/2016.06.24 発表

 丸紅は、パレスホテル東京(東京・千代田区)で6月24日に開催した第92回定時株主総会で、会場で使用した電力を環境負荷が抑えられるグリーン電力で賄った。環境付加価値を取引する「グリーン電力証書」を活用した。株主総会でのグリーン電力の活用は今年で5年連続7回目となる。同ホテルを運営するパレスホテル(同区)が証書を購入した。

 グリーン電力は水力、風力、バイオマス、太陽光、地熱など自然エネルギーで発電された電力を指す。石油や石炭など化石燃料を使う発電方法と違ってCO2が発生しないため、環境負荷が少ないとされる。グリーン電力証書のシステムは、CO2排出量の抑制といった環境付加価値を証書にして取引することで、グリーン電力を使ったとみなす。

 今回の丸紅の定時株主総会では、丸紅が100%出資する発電・電力供給会社でグリーン電力証書を取り扱う三峰川(みぶがわ)電力が発行する1500kWh分の証書をパレスホテルが購入した。三峰川電力は全国各地で水力発電所や太陽光発電所を運営する。グリーン電力証書には2010年3月1〜31日の水力発電による環境付加価値があてられた。

 丸紅は今回のほか2009年(第85回)、2010年(第86回)、2012年(第88回)、2013年(第89回)、2014年(第90回)、2015年(第91回)の定時株主総会の電力をグリーン電力で賄った。毎回1500kWh分の証書を活用し、三峰川電力が発行事業者になった2010年以降は同社の証書を使う。2012年からは会場にパレスホテル東京を使用している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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