一般財団法人環境イノベーション情報機構
「スーパーマリンガスタービン」の公開運転、9月12日に延期
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2002.09.09 【情報源】国土交通省/2002.09.09 発表
平成14年9月12日3時から、兵庫県明石市の川崎重工業(株)明石工場内で、「スーパーマリンガスタービン」の公開運転が実施されることが改めて決まった。「スーパーマリンガスタービン」の公開運転は平成14年8月22日に実施されることになっていたが、タービン内部の軸受付近に異常振動が見つかり、公開運転が延期されていた。「スーパーマリンガスタービン」は、平成17年度からの実証試験が予定されている次世代内航船「スーパーエコシップ」に搭載することを念頭に、ガスタービンエンジンメーカーにより設立された「スーパーマリンガスタービン技術研究組合」が研究開発を行っている船舶用2,500kW級のガスタービンエンジン。
世界最高の熱効率と他に類のない低NOx排出量の実現を目標とし、具体的には(1)通常のガスタービンより燃料消費量を約30%削減すること、(2)NOx排出量をディーゼルエンジンの約1/10に抑制すること、(3)通常のガスタービンが燃料に使用する軽油に替え、入手が容易なA重油を使用できること−−の3点の開発目標が設定されていた。【国土交通省】