一般財団法人環境イノベーション情報機構
イオン、宮城県気仙沼市の有人離島で「東北復興ふるさとの森づくり」植樹祭を開催
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2016.05.17 【情報源】企業/2016.05.11 発表
イオンは、宮城県気仙沼市の有人離島、大島で「イオン東北復興ふるさとの森づくり」植樹祭を5月15日に開催する。今年で4回目となり、これまで3年計画で植樹した地区に隣接するエリアに、ヤマツツジの苗木を植える。2011年3月の東日本大震災での火災で多くの木が焼失したことから、植樹して緑を再生する。大島は、宮城県北部の気仙沼湾内にある東北地方最大の有人離島で、植樹する亀山は山頂から島が一望できる景勝地になっている。地域住民に加え、観光客も多く訪れる。亀山からの景色の美しさを同島出身の詩人は「緑の真珠」と詠んだ。イオンは、大島の自然再生と景勝地の復活に向け、2013年から毎年、植樹を続けてきた。
2015年までの3年間でのべ600人が参加し、1万5000本を植えた。今回は地元の気仙沼大島観光協会の要望を受け、これまでの植樹地の隣接地区に4000本のヤマツツジの苗木を植えることにした。植樹は同観光協会が主催し、イオンが共催する形となる。当日はイオングループ従業員や気仙沼市、大島の住民など計約200人が参加を予定する。
イオン東北復興ふるさとの森づくりは、東日本大震災に伴う津波で失われた緑の再生を目的にする。東北地方の沿岸部を中心に2012年から10年間にわたって30万本の木を植える計画だ。これまでに累計14万6279本を植樹した。イオンは今後も植樹で被災地の復興を支援する。気仙沼市では被害が大きかった階上地区でも植樹を予定する。