一般財団法人環境イノベーション情報機構
京都議定書第一約束期間の削減目標達成が正式に決定
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.04.06 【情報源】環境省/2016.04.05 発表
環境省は、京都議定書第一約束期間の6%削減目標について、我が国の償却状況に係る国連の審査が完了し、我が国の京都議定書第一約束期間の6%削減目標の達成が正式に決定さたことを発表した。日本は京都議定書第一約束期間(2008-2012年度)において、温室効果ガス排出量を基準年(原則1990年)比で6%削減する義務を負っていた。この削減目標を達成するために、昨年11月18日を期限として、国連気候変動枠組条約事務局に対して「償却(目標達成のためにクレジット・排出枠を無効化する手続き)」を行うことが必要とされていた。
日本が保有するクレジット・排出枠(初期割当量、森林吸収源、海外からの京都メカニズムクレジット)について、6%削減目標の達成に必要となる約63億9,200万トン分(5か年分)の償却を国連により認められたことで、京都議定書第一約束期間の6%削減目標達成が正式に決定された。