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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、電動立ち乗り二輪車公道走行実証実験を東京・臨海副都心で開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2016.03.29 【情報源】企業/2016.03.24 発表

 トヨタ自動車は、電動立ち乗り二輪車の公道走行実証実験を東京・臨海副都心で3月28日に始める。開発しているパーソナルモビリティーロボット「Winglet(ウィングレット)」を使用し、歩行者との親和性や観光資源の可能性を検証する。東京都や東京臨海副都心まちづくり協議会と組織する、公道走行実証実験運営協議会が主体となって実施する。
 ウィングレットは搭乗型移動支援ロボットに位置付けられる。リチウムイオン電池を搭載して電気で駆動する。充電時間は約1時間半、最高時速6km、走行距離4kmで、全長520mm、全幅494mm、全高1168mm、重さ約20kgとなる。立って乗り、体の重心移動で走る。現行法令で自由な走行は認められていないが、警察の許可で特例的に可能になった。
 東京・臨海副都心は先進的なエリアの1つになっていることから、実証実験することにした。2017年3月31日までの約1年を予定する。当面、10台のウィングレットを使用する。トヨタや都が安全確認などの試験走行を行った後、4月下旬から一般を対象に乗車体験会を開催する。毎月主に土、日曜の2日間程度とし、1日あたり約10人を募集する。
 乗車体験は先頭と最後尾にスタッフを配置し、隊列を組んで歩道を走行する。原付免許を持ち、臨海副都心にあるトヨタのショールーム「MEGA WEB(メガウェブ)」で、所定の運転教育を受けることが条件だ。実証実験でウィングレットの実用性を伝え、環境に配慮しながら地域・観光振興につながる新たなモビリティー社会の構築を目指す。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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