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環境ニュース[国内]

三菱商事、米電力大手AESの子会社と蓄電システムの販売で提携、アジアで展開

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.02.18 【情報源】企業/2016.02.10 発表

 三菱商事は2月10日、米国の独立系発電事業大手AESの子会社で蓄電システム事業を手掛けるAES Energy Storage(AES-ES)と蓄電システムの販売で業務提携することで合意したと発表した。成長が見込まれるアジア・オセアニア地域で同社の蓄電システム「アドバンシオン」を展開し、再生可能エネルギーの効率的運用や送配電コスト削減、CO2排出低減につなげる。
 AESは18カ国で火力発電・再生可能エネルギー、配電などさまざまな事業を行っている。170億ドル(約1兆9550億円)の売り上げ規模があり、390億ドル(約4兆4850億円)の資産を保有する。AES-ESは世界最大手の蓄電システム事業会社で、これまで欧米を中心に世界8カ所の電力市場に蓄電システムを納入している。
 稼働中のシステムの出力は計116MW(11万6000kW)、建設・開発中のシステムは同計268MW(26万8000kW)となる。AES-ESは2015年11月に最新型の蓄電システム「アドバンシオン4(第4世代)」の販売を始めた。コンパクトな構造と独自開発の制御システムが特長で、ユーザーの収益を最大化し、運転コストは最小化する。
 三菱商事は発電から小売りまで、国内外で電力事業を実施し、各国に発電・送電資産を保有・運営する。蓄電関連では車載用および産業用で、リチウムイオン電池の開発・製造・販売を展開し、チリで運転予備用の蓄電システムを建設している。今後アジア・オセアニアで蓄電市場の成長が期待されることから、AES-ESと組むことにした。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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