アジア太平洋地域における気候変動影響評価および適応計画策定に関する能力向上ワークショップの開催結果公表

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.02.02 【情報源】環境省／2016.02.02 発表

　環境省は、2月1日にアジア太平洋地域における気候変動影響評価および適応計画策定に関する能力向上ワークショップの開催結果を公表した。
　このワークショップでは、平成27年10月1日から2日にバンコクで開催したワークショップの参加者等に対して更なる知見の共有を行うことにより、参加者の能力向上を目指し、日本の適応計画やその裏付けとなる気候変動影響評価を途上国参加者に説明したほか、実際の途上国支援の経験を共有した。
　途上国各国からは主要セクターにおける気候変動の影響に関する現状把握及び影響評価手法について報告され、また科学者からは効果的な評価ツールに関する情報が共有された。また、技術的能力の向上、科学的知見に対する適切な解釈、コミュニティレベルでの適切な評価実施方法等について議論が行われ、各国がそれぞれ気候変動影響評価を実施するための理解が深まったとしている。
　今後、環境省は、このワークショップの結果を、APANのウェブポータル及び各種イベントを通じて広く広報するとともに、今後の我が国の適応分野の途上国支援等の参考として活用していくとしている。【環境省】