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環境ニュース[国内]

積水ハウス・ホンダなど、鳥取県の水素エネルギー実証拠点整備プロジェクトで協定を締結

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2016.01.28 【情報源】企業/2016.01.25 発表

 積水ハウスとホンダは、鳥取県の「水素エネルギー実証(環境教育)拠点整備プロジェクト」の推進で地元ガス事業者の鳥取ガス(鳥取市)とともに同県と協定を結んだ。1月25日に調印式を実施した。再生可能エネルギーを活用した水素ステーションと住宅、水素を燃料にする燃料電池車(FCV)を一体整備する取り組みとなり、全国で初という。
 このプロジェクトは温暖化防止と持続可能な低炭素社会の構築を目標に掲げている。将来の水素社会に向け、太陽光発電の電気で水素を製造・供給する設備「スマート水素ステーション(SHS)」を日本海側で初めて設け、水素エネルギーで省エネ・創エネを図る快適な暮らしを提案・啓発してスマートハウス(環境配慮型住宅)とFCVの普及につなげる。
 協定に基づき、水素社会の仕組みの理解を促す実証(環境教育)拠点を設置する。鳥取ガスグループの鳥取市の敷地に太陽光パネルとSHSを整備して鳥取県と鳥取ガスが実証・運営する。敷地内の積水ハウスの展示場をスマートハウスにし、燃料電池やFCVから住宅に電力を供給する。水の電気分解で水素を作る実演などを行う学習エリアもつくる。
 積水ハウスがスマートハウスの設計・整備を手掛け、ホンダはSHSの技術的ノウハウの提供と新型FCV「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」の納入などを担当する。鳥取ガスはSHSを整備・運営する。鳥取県はSHS設置費用の一部とスマートハウス・学習エリアの整備費用を負担する。県はCO2排出のない快適な暮らしを目指している。【積水ハウス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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