一般財団法人環境イノベーション情報機構
伊藤忠商事、佐賀県唐津市に九電工と県最大のメガソーラー建設、発電事業を実施
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.01.20 【情報源】企業/2016.01.15 発表
伊藤忠商事は、佐賀県唐津市に九電工とともに、同県で最大となる大規模太陽光発電所(メガソーラー)「佐賀相知(おうち)太陽光発電所」を建設して、発電事業を実施する。両社が折半出資する事業会社、佐賀相知ソーラーが1月15日にプロジェクトに関する融資契約を福岡銀行と結んだ。佐賀相知太陽光発電所は32万m2(32ha)の遊休地を賃借して設ける。約21MW(2万1000kW)の出力で、太陽電池パネルを7万5144枚取り付ける。一般家庭約4223世帯分の年間消費電力量に相当する2386万3147kWhの年間発電電力量を見込んでいる。CO2排出削減効果は年間約1万4500tだ。
発電電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて、九州電力に20年間売電する。1月に着工し、2018年4月の商業運転開始を計画する。伊藤忠にとって佐賀相知太陽光発電所は主体的に取り組む国内4カ所目のメガソーラーで、今後も中・大規模太陽光発電所への投資を推進する。
伊藤忠が手掛けるメガソーラーは、愛媛県西条市の「西条小松太陽光発電所」(出力約33.79MW=3万3790kW)が稼働しているほか、大分市の「大分日吉原太陽光発電所」(同44.8MW=4万4800kW)が3月、岡山市北区の「新岡山太陽光発電所」(同37MW=3万7000kW)が12月の運転開始を予定する。【伊藤忠商事(株)】