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環境ニュース[国内]

スウェーデンハウス、ZEH対応商品の販売開始、高断熱性能で太陽光発電は少量

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.12.21 【情報源】企業/2015.12.17 発表

 スウェーデンから輸入する組立住宅の製造・販売を手掛けるスウェーデンハウスは、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の補助金事業に対応する商品「HUS ECO ZERO(ヒュースエコゼロ)」の販売を12月18日に始める。同社の住宅は標準仕様で高い断熱性能があるため、太陽光発電システムの搭載容量が少量ですみ、初期導入費用が抑えられる。
 ZEHは、消費するエネルギーと創り出すエネルギーがおおむね差し引きゼロになる住宅を意味し、基準を満たすと補助金が交付される。ヒュースエコゼロはスウェーデンハウスのZEHの総称だ。スウェーデンハウスの住宅はもともと断熱性能が高いことから断熱性能の強化をしなくても基準をクリアでき、2013年省エネ基準と比べて使用エネルギーは半分になる。
 断熱性能が高いと創り出すエネルギーが少なくてもZEHが可能になり、少ない容量の太陽光発電システムで実現できる。外観のデザインや屋根の形状を変える必要もない。ガスで電気と湯をつくる家庭用燃料電池「エネファーム」を入れた場合、3.3kWの太陽光発電システムでエネルギー収支がゼロになり、エネファームがなくても3.6kWで達成する。
 高効率エアコン、LED(発光ダイオード)照明、24時間換気システム、HEMS(住宅エネルギー管理システム)、高効率給湯器などの省エネ設備も備える。エネルギー収支ゼロと温度差が少ない快適な住環境を両立させるZEHが提供できるという。年間200棟の販売を目標にする。スウェーデンハウスは創業時から断熱性能と高気密性能を重視してきた。
【スウェーデンハウス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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