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環境ニュース[国内]

日本アジアグループ、傘下が静岡の浄化センターの屋根に開発した太陽光発電所が完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.12.21 【情報源】企業/2015.12.14 発表

 JAG国際エナジー(JKE)が静岡県富士市の下水処理場「東部浄化センター」の屋根に開発した太陽光発電所が完成した。同社は日本アジアグループ傘下で再生可能エネルギー発電施設開発やエネルギーソリューション事業を行っていて、12月14日に開所式をした。同市の下水処理場の屋根に設けた太陽光発電所として「西部浄化センター」に続く2カ所目となる。
 JKEは、富士市が公募した「市終末処理場屋根貸し太陽光発電事業」に、カナダに本社がある屋上設置型太陽光発電事業のソーラーパワーネットワーク(SPN)との共同事業体で採択された。東部浄化センターの施設の屋根を市から借り受けて設備を設置し、発電事業を行う。発電電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づいて売電する。
 約1.1MW(1100kW)の発電出力があり、東部浄化センターの水処理棟屋上8552.67m2に、4312枚の太陽電池パネルを取り付けた。一般家庭約300世帯の年間消費電力量に相当する年間発電電力量を見込んでいる。スギの木約4万本のCO2吸収量にあたる約558tのCO2排出削減効果が期待できる。災害などで停電した際に非常用電源に使える設備もある。
 西部浄化センターもJKEとSPNの共同事業体が手掛け、3月に完成して運転している。西部は水処理棟屋上約8827m2に、出力約1.2MW(1200kW)の設備を設けた。共同事業体は今後、東部と西部の両浄化センターを合わせて約2.3MW(2300kW)の規模で太陽光発電事業を実施する。JKEは日本アジアグループ傘下の2社が7月に合併して新会社になった。【日本アジアグループ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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