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環境ニュース[国内]

日立製作所、三菱重工開発の2.5MWの風力発電システムでライセンス契約締結

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.12.16 【情報源】企業/2015.12.14 発表

 日立製作所は、三菱重工業が開発した2.5MW(2500kW)の風力発電システム「MWT100A/2.5」に関し、国内の陸上風力発電所向けに日立による製造、販売、保守を可能にするライセンス契約を三菱重工と結んだ。日立は自社の風力発電システムのラインアップに三菱重工のシステムを加え、顧客の多様なニーズに応えて事業の拡大を目指す。
 日立は現在、2MW(2000kW)と5MW(5000kW)の風力発電システムを持ち、陸上の発電所向けに2MW、洋上発電所に5MWのシステムを納入してきた。国内の陸上風力発電市場では限られた立地でより大きな発電量が求められているため、三菱重工から2.5MWシステムのライセンス供与を受け、従来の2MWを超える機種を展開することにした。
 日立が販売する風力発電システムは、ローター(回転部分)をナセル(風力を電力に変換する装置)の風下側に配置する「ダウンウィンド型」の仕組みで、これまでに国内で200基以上を受注している。ライセンス契約によって三菱重工のシステムが提供できるようになり、立地条件や事業計画に対応した幅広い選択肢を提供する。
 MWT100A/2.5は羽根の回転直径が100m、地上からハブ(羽根の中心部)までの高さは約80mある。同規模の風力発電システムと比較して小型で軽量のため、輸送・建設コストが低減できる。ダウンウィンド型とは逆にローターは風上を向く。三菱重工は風力発電システム事業を洋上にシフトしていて、陸上についてライセンスを供与した。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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