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環境ニュース[国内]

凸版印刷、エネルギー消費量推定法活用の家庭向けエネルギー情報サービスを開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.12.14 【情報源】企業/2015.12.09 発表

 凸版印刷は、家庭向けエネルギー情報サービスを2016年4月に本格的に始める。同月の電力小売りの全面自由化を見据えて展開する。家庭内の生活行動量に基づいたエネルギーの消費量推定法を活用するとで、省エネや最適な料金プランの提案が可能になる。既存エネルギー事業者と新規参入企業に対して、顧客満足度の向上につながるサービスとして提供する。
 エネルギー消費量推定法「REEDA(リーダ)」は、HEMS(住宅エネルギー管理システム)の電力データがなくても、家族構成など家庭の属性情報と生活行動を組み合わせて、エネルギー消費状況が分かる。家庭内で1時間に何らかの行動をした人の割合を示す指標「平均行為者率」を使う。平均行為者率と平均エネルギー消費量は同様に推移することから推定式を導き出す。
 リーダによって、エネルギーデータを保有していない新規参入事業者も、顧客の獲得や維持に効果があるサービスが実現できるようになる。凸版印刷は、リーダと、家庭のエネルギーデータからエネルギーの使用状況や生活行動を予測して、マーケティング活動を展開する独自の次世代推奨システム「VIENES(ヴィエネス)」を合わせてサービス提供する。
 電力の利用状況とそれに応じた省エネアドバイスや、省エネにつながる家電製品情報などライフスタイルに対応したリポートの発行や、電力データに基づく料金シミュレーションによるプラン提案を行う。省エネ効果に合わせたポイントの発行や、最適な時間のクーポン配信も実施する。2018年度に関連受注を含め約100億円の売り上げを目標にする。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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