一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京湾環境一斉調査 結果概要公表
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2015.12.11 【情報源】環境省/2015.12.11 発表
環境省は、平成27年度の東京湾環境一斉調査の調査結果概要を取りまとめ公表した。この調査は、多様な主体が協働しモニタリングを実施することにより、国民・流域住民の東京湾再生への関心の醸成を図るほか、東京湾とその関係する河川等の水質環境の把握及び汚濁メカニズムの解明等を目的としている。平成20年度から赤潮、青潮及び貧酸素水塊が発生する夏季に、国・自治体・研究機関など多様な主体が協働して、一斉に東京湾及び流域の河川等において水質調査等を実施しており、今年度で第8回目の実施となる。
東京湾の湾央から湾奥一帯では、底層(海底上1m)のDO が少ない海域(DO<4 mg/L)が認められた。横浜港〜川崎港〜羽田沿岸〜千葉沿岸にかけての海域では、特に底層DOが少ない地点(DO<2mg/L)もあった他、河川水のCODについては、上流部で低く、下流部で高くなる傾向が認められた。【環境省】