一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成26年度 業務用冷凍空調機器からフロン回収量等 公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2015.12.04 【情報源】環境省/2015.12.04 発表
環境省は、平成27年12月4日、フロン回収破壊法に基づき業務用冷凍空調機器から平成26年度に回収されたフロン類の量を公表した。平成26年度に回収されたフロン類の量は約4,424トン(対前年度比約39トン減。)、回収された業務用冷凍空調機器の台数は約139万台(対前年度比約2.6万台増)であった。
冷媒の種類別では、オゾン層破壊物質であるCFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)からHFC(ハイドロフルオロカーボン)への代替が進んでいることに伴い、HFCの回収量及び回収台数は前年度に比べてそれぞれ約56トン増加(約4.1%増)及び約7万台増加(約8.9%増)している。
業務用冷凍空調機器に係るフロン類の回収は着実に進んでいるが、平成26年度における廃棄時等のフロン類回収率は推計値で約32%(前年度約34%)となった。依然として低い水準で推移しているため、回収率の向上を目指し、引き続き関係省庁や都道府県等と連携して法施行の徹底に取り組むとしている。【環境省】