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環境ニュース[国内]

三菱電機、水・インフラ事業で神戸市と相互協力協定、官民連携で海外展開が加速

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2015.12.03 【情報源】企業/2015.12.01 発表

 三菱電機は、水・インフラ事業に関して神戸市と相互協力協定を12月1日に結んだ。上下水道の建設整備・運営で経験やノウハウを持つ同市との官民連携によって、自社の海外展開を加速させる。急速に都市化が進むアジア各国で社会インフラ整備が急務になり、日本の自治体の上下水道運営の経験と企業の技術力が求められていることに応える。
 三菱電機と神戸市は、水・インフラ事業についての事業計画、施設整備、維持管理、事業運営などと、情報の収集、整理、提供、広報活動などについて、相互協力を円滑に進めるために協定を締結した。三菱電機の上下水道プラント監視制御システムや受変電設備などの技術力と、神戸市が保有する知見を組み合わせてアジアで事業を推進する。
 三菱電機は会社を創立した1921年に神戸製作所(神戸市兵庫区)を立ち上げ、社会インフラ事業を行ってきた。日本国内での上下水道プラントの設計・製作は神戸製作所が中心になっている。アジアでは、シンガポールを拠点に社会インフラ事業の販売エンジニアリング部門を2014年10月に設置し、積極的に水・インフラ事業を手掛けている。
 神戸市は市制施行の1889年以来、戦後の復興期、高度経済成長期、阪神大震災を経て120年以上、都市開発・運営を続け、上下水事業でも豊富な経験がある。国際貢献の取り組みとして海外展開を目指す企業への支援も実施している。三菱電機と神戸市は、相互協力協定を通してアジア各国の安定給水・水質改善など水環境の課題解決を支える。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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