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環境ニュース[国内]

アズビル、ビル向けサービスに詳細なエネルギー分析による省エネ支援機能を追加

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.12.02 【情報源】企業/2015.12.02 発表

 アズビルは、エネルギーや設備の管理業務を効率化して快適な室内環境を構築するビル向けクラウドサービスに、「EM(エネルギーマネジメント)エキスパート」を追加した。ビルの詳細なエネルギー分析で省エネを支援する新しい機能で、11月28日に販売を始めた。ウェブブラウザー上のグラフから各設備のエネルギー消費などが把握できる。
 クラウドはインターネットを介してソフトやサービスを提供する仕組みを指す。このビル向けクラウドサービスは、顧客の建物に導入したアズビルのBA(ビルディングオートメーション)システムと同社のセンターを専用回線で結び、建物ごとのエネルギー使用量、設備管理情報、運用データを一元管理する。利用はウェブブラウザーを使う。
 アズビルは、現在のエネルギー使用状況と予測がグラフで見られる機能「EMベーシック」を1月に発売した。リアルタイムの使用量把握機能が好評で120物件に導入された。今回販売開始したEMエキスパートは、さらに細かなエネルギー消費の分析を実現し、各設備のエネルギー消費傾向、無駄に動いている機器、室内の温度・湿度が分かる。
 エネルギー管理者はこれを基に省エネ施策の立案や、省エネ対策の効果を検証でき、室内環境の向上に役立てられる。ビル向けクラウドサービスは、アズビルのBAシステムを利用していれば新築・既設とも導入できる。使用料金は、EMエキスパートが年間85万2000円から、EMベーシックは同18万円からとなる。5年で350契約を目指す。【アズビル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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