一般財団法人環境イノベーション情報機構
エコ計画、障害者雇用促進でJ:COM子会社と提携、新リサイクル工場で業務開始
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.11.30 【情報源】企業/2015.11.26 発表
産業廃棄物処理事業のエコ計画は、障害者の雇用促進施策でケーブルテレビ局統括運営のジュピターテレコム(J:COM、東京・千代田区)が100%出資する子会社、ジェイコムハート(千代田区)と提携した。同社は障害者への職場提供を手掛け、同社の障害者の従業員たちが、埼玉県寄居町にエコ計画が建設した新しいリサイクル工場で業務を始めた。新工場は「Eスペース」と呼び、障害者の雇用拡大を目的に造った。エコ計画の総合リサイクル施設「寄居エコスペース」隣接地に設け、10月1日に稼働開始した。3211.16m2の敷地に鉄筋コンクリート2階建ての工場棟と同平屋建ての倉庫棟で構成し、障害者が働く工場棟は全体をバリアフリーにするとともに、休憩室・障害者用トイレを備える。
Eスペースは有価物を対象にしたリサイクル施設で、従業員40人のうちジェイコムハートが22人を占める。主にJ:COMから回収した使用済みの電子機器を分別し、素材ごとにネジ1本まで細かく分けている。手作業のため、機械での処理と比べて質の高い貴金属などの素材のリサイクルが徹底して可能になり、循環型社会実現に貢献できるという。
エコ計画がJ:COMグループの産業廃棄物処理、リユース・リサイクル業務を担当したことを機に、障害者の雇用を推進することでジェイコムハートと合意した。エコ計画は産業廃棄物の収集から中間処理・最終処分までが自社で完結する一括サービスを強みにする。「環境・食・貢献」をテーマに事業を展開し、旅館業や健康食品も手掛けている。【(株)エコ計画】