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環境ニュース[国内]

ヤマト運輸、「モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」受賞、鉄道拡大を評価

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.11.24 【情報源】企業/2015.11.18 発表

 ヤマト運輸は、運輸関連会社などで組織する一般社団法人日本物流団体連合会主催の「第13回モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」で、最優秀の「モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」を受賞した。トラックを主体にしていた九州発・関東行きの荷物で鉄道による輸送を拡大したことが評価された。
 モーダルシフトは、幹線輸送をトラックから環境負荷が抑えられる鉄道などに転換し、CO2排出量を削減するとともに物流を効率化する取り組みを指す。日本物流団体連合会は物流事業者の意識向上によるモーダルシフトの促進を目的に、優良事業者公表・表彰制度を実施している。今回は7社から11件の応募があった。
 ヤマト運輸は九州発・関東行き荷物の鉄道輸送について、JR貨物駅に近い福岡ベース(福岡県西部担当の物流ターミナル)だけで実施していた。鉄道輸送を増やすため、佐賀ベース(佐賀県全域)と北九州ベース(福岡県東部)から関東へ送る荷物を福岡ベースに集約し、仕分けを関東行きにまとめて鉄道ダイヤに合わせた。
 関東の1都7県ごとの仕分けは到着側に移管し、東京・羽田空港に隣接する大型物流施設「羽田クロノゲート」で行うことにした。佐賀ベースと北九州ベースから関東への荷物が鉄道輸送になったことで、年間延べ約2300台のトラックを削減し、年間約1800tのCO2排出量削減を実現した。今後もモーダルシフトを推進する。【ヤマト運輸(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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