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環境ニュース[国内]

キヤノン、環境保全プロジェクトを市民参加型に刷新、生物多様性の啓発を強化

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.11.20 【情報源】企業/2015.11.17 発表

 キヤノンは、国内のグループ社員らによる環境保全活動「未来につなぐふるさとプロジェクト」を市民参加型に刷新する。新たに協働する団体の募集を11月17日に始めた。同時に、生物多様性の実現を目指す公益財団法人の日本自然保護協会をパートナーに加え、同協会とともに生物多様性の啓発や保全の取り組みを強化する。
 未来につなぐふるさとプロジェクトは、美しく緑豊かなふるさとを残すことを目的に、キヤノンマーケティングジャパンが2010年に始めた。同社はキヤノングループでキヤノン製品の国内マーケティング・ソリューションを提案している。2014年にはキヤノンを含む国内グループに対象を広げ、社員らが環境活動や環境学習に参加している。
 今回、活動の一層の拡大に向け、グループ社員や家族だけでなく市民が幅広く参加できるプログラムに改めることにした。それに伴い、協働するNPO、各種法人、任意団体を公募する。2016年1月8日まで受け付ける。休耕田での米作り、昆虫観察、生き物観察マップ作成、森林間伐、環境配慮型の製品選びなどを想定している。
 2016年からプロジェクトのパートナー団体になる日本自然保護協会は、自然を守る仕組みや人と自然のかかわりの再構築、生物多様性保全などを進めている。プロジェクトでは生物多様性の研修、活動の企画運営への助言、情報発信の監修など専門的な提言を受け、生物多様性の保全や調査研究、教育活動などの有効性を高める。【キヤノン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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