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環境ニュース[国内]

三菱商事、ポルトガルの浮体式洋上風力発電事業に参画、子会社を通じ20%出資

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.11.19 【情報源】企業/2015.11.17 発表

 三菱商事は、ポルトガルの沖合で計画されている浮体式洋上風力発電事業に参画した。同国で風力発電事業に関わるのは初めてで、100%出資の欧州電力事業子会社、ダイヤモンド・ジェネレーティング・ヨーロッパを通じて20%出資する。同社のほか日本企業では千代田化工建設も20%出資する。発電所は2018年の商業運転開始を予定する。
 浮体式洋上風力発電所は、ポルトガル北部のビアナ・ド・カステロ市沖合20kmの大西洋上に3〜4機、計25MW(2万5000kW)の発電設備を設ける。三菱商事、千代田化工建設とフランス電力・ガス大手のエンジー、ポルトガル電力会社を主要株主にするスペインの再生可能エネルギー事業会社や、同国石油・ガス会社が出資する事業会社が運営する。
 この浮体式洋上風力発電所は、半潜水型の基礎構造による浮体技術を採用する。既に発電容量2MW(2000kW)のタービンを搭載した実証機が、ビアナ・ド・カステロ市の南に位置するポボア・デ・バルジン市の沖合で稼働している。実証機は過酷な天候条件の影響を受けることなく稼働し、運用を始めてから4年間、安定して発電を続けている。
 三菱商事は、オランダで着床式洋上風力発電事業に参画しているほか、ポルトガルで太陽光発電事業、英国・ドイツで海底送電事業を手掛けるなど、欧州で再生可能エネルギーを含む発電事業の積極的な拡大を図っている。現在、世界で約500万kW(稼働・持ち分ベース)の発電資産を保有し、2020年までに750万kWに増やすことを目指している。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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