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環境ニュース[国内]

JFEエンジニアリング、ミャンマー初のごみ焼却発電プラント受注、同国初のJCM

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.11.16 【情報源】企業/2015.11.12 発表

 JFEエンジニアリングは、ミャンマーで初めてのごみ焼却発電プラントを受注した。日本とミャンマーの間のJCM(二国間クレジット制度)を活用して同国の旧首都で最大都市のヤンゴン市が建設する。2017年の完成を予定し、同市が運転する。同国初のJCMプロジェクトとなり、ごみ焼却発電プロジェクトにJCMを適用する第1号案件でもある。
 ごみ焼却発電プラントは、ヤンゴン市北部のシュエピーター地区に設ける。1日あたり60tの処理能力を持つ“ストーカ式”の一般廃棄物焼却炉と、出力700kWの発電設備などで構成する。ストーカ式は、耐熱金属の角材を並べた床の上で対象物を突き上げて移動させながら燃焼させる方式で、日本の一般廃棄物焼却炉の主流になっている。
 ヤンゴン市では現在、1日約1600tのごみが排出され、処分場に直接埋め立てられている。急速な経済発展に伴ってごみの排出量が増加し、適切な処理施設が求められていることから建設する。発電設備の発電電力量は年間約5200MWh(520万kWh)となり、同市で不足する電力を補うとともに、年間のエネルギー起源のCO2排出量を約2400t削減する。
 JCMは、日本の技術を導入して途上国温室効果ガスの排出量を削減し、その削減量を日本の排出削減目標の達成に活用できる制度だ。JFEエンジは2012、2013年に、ヤンゴン市での「我が国循環産業海外展開事業化促進事業」、2014年に「JCM実現可能性調査」を環境省から受託し、廃棄物処理に関する調査を行って最適な処理方法を検討してきた。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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