日本アジアグループ、傘下が栃木県でメガソーラーの建設着手、同県南部最大級

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.11.10 【情報源】企業／2015.11.05 発表

　日本アジアグループ傘下で再生可能エネルギー発電施設開発・コンサルティング事業のJAG国際エナジーは、大規模太陽光発電所（メガソーラー）「壬生ソーラーウェイ」の建設に着手する。同メガソーラーは栃木県壬生（みぶ）町と下野（しもつけ）市にまたがる場所で計画を進めていて、同県南部地域で最大級の出力規模となる。
　壬生ソーラーウェイは、マルハニチログループで不動産事業のマルハニチロアセットが所有していた遊休地を、JAG国際エナジーが取得して開発している。約20万3000m2の立地面積があり、出力は約17MW（1万7000kW）を見込む。太陽電池パネルは京セラの製品を採用し、2017年3月の完成・運転開始を予定している。
　壬生ソーラーウェイの周辺は、太陽光を遮る建造物などがない平らな土地だ。そのため、安定した発電電力量が期待できるという。年間で一般家庭約5130世帯の消費電力量にあたる電力量を発電する。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して全量を東京電力に売電する。
　日本アジアグループは、固定価格買い取り制度に基づいて全国でメガソーラーの開発を推進し、売電事業ではこれまでに20カ所以上で計約60MW（6万kW）が稼働している。このほか各地で案件の交渉中が進んでいる。今後も地域の特性に合わせた太陽光発電所の開発を行い、施設を活用した地域づくりに取り組む。【日本アジアグループ(株)】