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環境ニュース[国内]

凸版印刷、バッテリーなく無線LANで書き換え可能な電子ペーパー表示機を開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.11.06 【情報源】企業/2015.10.30 発表

 凸版印刷は、バッテリーなしで無線LANによる書き換えが可能なタブレットサイズの電子ペーパー表示機を開発した。電子ペーパーの制御技術を活用して、バッテリーレスでの駆動を実現した。ワイヤレスでの給電方法を採用している。無線LANに対応した、バッテリーのない電子ペーパー表示機の開発は日本で初めてという。
 開発した電子ペーパー表示機は縦136mm、横196mm、厚さ14mmで表示画面は7.4インチ、画素数は480×800ドットだ。データ通信インフラで広く普及している無線LANを通信方式として採用したことで、既存のデータ通信インフラを生かし、導入時の負荷を低減できる。さらに給電方式はワイヤレスで、給電時の充電器が要らない。
 無線LANでの通信は、他の通信規格に比べて消費電力が多いが、凸版印刷がこれまで蓄積してきた電子ペーパーの制御技術を活用することで、バッテリーレスを実現した。これにより、電池の残量・劣化・交換を気にする必要がなく、運用しやすくした。電子ペーパーに一度表示した情報は、次に書き換えるまで電源なしで表示を続けることができる。
 企業の生産工程管理での利用を想定している。製造物や物品の管理業務では、業務負荷の軽減や消耗品の削減などから、従来の紙やバーコードに代わって、省エネで繰り返し使用できる電子ペーパー表示機の需要の高まりが見込まれている。凸版印刷は今後、大型化や各種サイズの製品化を進めるとともに、表示機の情報を一元管理する配信基盤も開発する。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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