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環境ニュース[国内]

オンワードホールディングス、回収衣料からのリサイクル毛布をベトナムに寄贈

環境一般 CSR】 【掲載日】2015.11.04 【情報源】企業/2015.10.28 発表

 オンワード樫山を傘下に持つオンワードホールディングスは、顧客が不要になった自社の回収衣料品から生産したリサイクル毛布のベトナムへの寄贈を10月22日に始めた。同国の北部山岳地帯や中部高原地帯などの生活困窮者に生活環境向上のために届ける。リサイクル毛布は4月に大規模な地震が起きたネパールの被災者にも発送した。
 オンワード樫山が毎年春と秋に実施する引き取り「オンワード・グリーン・キャンペーン」で寄せられた衣料品の一部でリサイクル毛布を作った。キャンペーンは「この地球(ほし)を想う。この服をまとう。」をコンセプトに推進する環境経営の取り組みの一環で、できる限りリユースリサイクルすることで衣料品の循環システム構築を目指す。
 キャンペーンでは、世界の被災地や復興中の地域の支援を目的に、日本赤十字社の協力を受けて定期的にリサイクル毛布を贈っている。2010年に始め、バングラデシュ、カザフスタン、中国、モンゴル、ミャンマーなどに届けた。ベトナムが第8回、ネパールが第9回となる。これまでに寄贈したリサイクル毛布は計2万5500枚にのぼる。
 ベトナムは経済が急成長する一方、少数民族を中心に貧困層が存在し、環境汚染、地域間格差、医療体制未整備などの問題もある。リサイクル毛布は年内に2000枚、2016年春に2000枚を贈る。ネパールへは被災者に向けて2000枚を10月に発送した。今秋のキャンペーンは現在実施中で、約4万人から約20万点の衣料品回収を見込んでいる。【(株)オンワードホールディングス】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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