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環境ニュース[国内]

SGホールディングス、グループが「カーボン・ニュートラル認証」取得、業界初

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.10.19 【情報源】企業/2015.10.14 発表

 佐川急便を中核とするSGホールディングスグループで引っ越し輸送のSGムービングは、「カーボン・ニュートラル認証」を取得した。引っ越し業界で初めてという。環境省の「カーボン・ニュートラル認証モデル事業」に2013年12月に採択され、取得に向けて取り組んだ。カーボン・オフセット制度登録認証委員会で9月3日付で認証された。
 カーボン・ニュートラルは、東京都心部を主なエリアにする東京営業所(東京・江東区)と本社(同)が対象で、期間は2014年3月21日〜2015年3月20日だった。ディーゼルエンジン搭載トラックよりCO2排出量や排ガスの有害物質が抑えられるCNG(圧縮天然ガス)トラックを積極的に導入するとともに、環境に配慮した運転を実践した。
 事務所でも省エネ活動を進めて電気の使用量を抑えた。対象期間の温室効果ガス排出量は345tのCO2だった。こうしたCO2の削減対策を実施した後に残った排出量について、同じSGホールディングスグループで森林管理・保全の佐川林業が高知県と徳島県の山林長期経営プロジェクトで創出した「森林吸収系J-VER」でオフセット(相殺)した。
 J-VERはカーボン・オフセットに必要な排出枠を発行・認証する制度で、森林吸収系は植林など森林関連プロジェクトで温室効果ガス吸収量の増大を図ることを指す。カーボン・ニュートラルは企業が事業活動などで排出する温室効果ガスの削減努力を行い、削減困難な部分を他の場所での排出削減・吸収量でオフセットする活動を意味する。【SGムービング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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