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環境ニュース[国内]

清水建設、群馬県川場村が立ち上げた森林資源活用事業に参画、地産地消を推進

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.10.16 【情報源】企業/2015.10.08 発表

 清水建設は、群馬県川場村が立ち上げた森林資源活用事業を行う会社「ウッドビレジ川場」に出資・参画した。森林資源の地産地消を推進し、間伐材を活用した木材製品の加工・販売、加工後の端材を燃料にするバイオマス発電、発電の排熱を利用した農産物の温室栽培のほか、森林のCO2吸収固定量増加分の排出枠(クレジット)化などを実施する。
 ウッドビレジ川場は川場村が4月に設立した。今回、清水建設を含む5者が増資に応じ、資本金は250万円から830万円に増えた。清水建設は株式の21.1%を取得した。地元森林組合が管理する民有林2万7200haから発生する間伐材を活用する。第1期事業で製材施設の建設に9月に着手し、2016年4月にも運営を始める。2016年度には第2期事業を計画する。
 第2期は、発電容量約45kWのバイオマス発電設備と、約5000m2の面積がある農業温室の建設を始め、どちらも2017年度中の運用開始を目指す。清水建設は、森林資源を活用した事業の拡大を図ると同時に、事業で創出されるCO2排出枠を優先的に取得し、自社が進めるビルのCO2排出量と吸収量を同じにするカーボン・ニュートラルに利用する。
 清水建設は川場村、東京農業大学と2012年2月に包括連携協定を結んだ。森林資源を持続可能な形で活用しながら、地場産業を創出するプログラムの事業モデルの検討・具体化に協力してきた。プログラムは農山村の持続的発展を目的に、清水建設と東京農業大が取り組んでいる。ウッドビレジ川場の事業には多くの自治体が興味を示しているという。【清水建設(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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