一般財団法人環境イノベーション情報機構
パナソニック、「エコキュート」新製品発売、トップクラスの年間給湯保温効率
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.10.01 【情報源】企業/2015.09.28 発表
パナソニックは、家庭用自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「エコキュート」の新製品を11月26日(いい風呂の日)に発売する。熱交換率を高めてトップクラスの年間給湯保温効率を達成するとともに、独自の省エネ機能を備える。台所のリモコンで家族それぞれの好みの湯温が容易に選択できる機能「温浴セレクト」も業界で初めて搭載した。湯をつくるヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器の冷媒管形状を工夫し、冷媒との接触面積を増やすことで熱交換率を向上させた。貯湯ユニットは、コンパクト性を維持しながら、真空断熱材を従来の一重から二重巻きにした「ダブル真空断熱材」を業界で初めて採用した。加えて真空断熱材を使用する面積を拡大して保温性能を大幅に高めた。
年間を通して一定条件で運転した時の、単位消費電力量あたりの給湯熱量と風呂保温熱量を表す「年間給湯保温効率」では、トップクラスを実現した。センサーと湯温学習制御で風呂保温時に最大約35%省エネする「エコナビ」や、シャワーの温度と流量を高速で変動させることで、最大約20%の省エネと同約10%の節水を可能にする機能も装備する。
温浴セレクトは、浴室まで行かなくても台所のリモコンで「あつめ」「ふつう」「ぬるめ」から設定できる。ぬるくする際は風呂の湯の熱だけを貯湯タンクに戻すことで、水を足すことなく湯温が下げられ、無駄な差し水を減らす。住宅エネルギー管理システム(HEMS)と接続するアダプターは台所リモコン裏側の壁面内に設置する新型を用意した。【パナソニック(株)】