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環境ニュース[国内]

横河電機、ブラジル子会社が同国最大のバイオマス発電向け制御システムを受注

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2015.09.14 【情報源】企業/2015.09.08 発表

 横河電機のブラジル子会社、ヨコガワ・アメリカ・ド・スルは、同国で最大規模のバイオマス発電プラント向けに制御システムを受注した。フランス原子力大手、アレバ傘下の再生可能エネルギー企業、アレバ・リニューアブルズ・ブラジルからの受注となる。プラントは発電・売電事業の持株会社、ボルト・エネルジーアスが建設している。
 このプラントはブラジル北東部バイーア州サンデジデーリオに位置する。3基の発電ユニットで構成し、総出力は15万kWとなる。ヨコガワは統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」、安全計装システム「ProSafe-RS (プロセーフ・アールエス)」などを納入し、エンジニアリング、据え付け支援、試運転などを担当する。
 プラントでは、計画的に栽培されたユーカリを使った木質バイオマスを燃料にする。2017年中ごろの電力系統への接続を予定する。ブラジルをはじめ南米の多くの国は水力発電が主流だが、近年は水不足が恒常化していることから電力供給が不安定になっている。そのため水力以外の発電所建設が求められ、バイオマス発電プラントを設ける。
 ブラジルはユーカリパルプやサトウキビの世界一の生産国で、バイオマス発電が電力供給の有力な手段の1つになるとされる。ヨコガワは、ブラジルでさまざまな産業向けに500以上の制御システムを納入した。今回の受注を弾みに、南米の電力や再生可能エネルギー分野に力を入れ、安定したエネルギーの供給を後押しして事業拡大を図る。【横河電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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