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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、南アフリカの発電所向けボイラー初号機を引き渡し

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.09.04 【情報源】企業/2015.08.31 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、南アフリカの電力会社、エスコムが建設する同国最大規模の石炭火力発電所向けのボイラー初号機を引き渡した。2カ所の発電所でMHPSが手掛ける、計12基のうちの初号機で、今後順次据え付けて高効率発電を支える。2019年と2020年の完成を予定している。
 引き渡した初号機は、南アフリカ北東部のリンポポ州レファラーレ市に造るメデュピ発電所に据え付け、ボイラーの商業運転を始めた。同発電所は1基80万kWの出力があり、6基で計480万kWになる。もう1カ所は同州の南に位置するムプマランガ州のウィトバンク市に設けるクシレ発電所で、メデュピ発電所と同じ80万kWが6基計480万kWの規模がある。
 メデュピ、クシレの両発電所とも、ボイラーには水の臨界圧力より高い圧力で運転する超臨界圧技術を採用している。超臨界圧は従来の石炭火力発電プラントと比較して石炭を効率的に燃焼させられ、CO2排出量が低減できる。メデュピ発電所では商業運転開始に合わせて8月30日(現地時間)に南アフリカのズマ大統領が出席して記念式典を開いた。
 南アフリカでは工業化が進み、電力供給能力の増強が必要になっていることから、両発電所を建設する。両発電所が完成すると、エスコムの供給能力は現在より20%以上増えることになる。MHPSは両発電所の建設プロジェクトに協力するとともに、環境に配慮した高効率の石炭火力発電設備の提供を通して、同国の環境負荷低減と経済発展を後押しする。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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