一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱重工、スリランカ向けの高速道路交通管制システムが運用開始、渋滞を緩和

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.08.21 【情報源】企業/2015.08.21 発表

 三菱重工業が納入したスリランカ向けの高速道路交通管制システムが運用を始めた。同国の高速道路で初めての本格的な交通管制システムとして、渋滞の緩和と交通安全に貢献する。交通管制システムは同国最大の都市、コロンボと南部の都市、マータラを結ぶ「南部高速道路」の約120kmに設置した。工事は日本政府の無償資金協力で行った。
 三菱重工は、発注者のスリランカ道路開発庁(RDA)と2013年11月に設計・調達・据え付けと調整・トレーニングを含むパッケージ契約を結んだ。これに基づき、フルカラー交通情報表示板約30セット、車両検知カメラ約40セットのほか、気象検知器などの路側機器、データ処理や運用状況モニターを行うセンターシステムなど一式を納入した。
 南部高速道路は2011年11月に開通し、将来は近隣する高速道路との接続を予定している。スリランカ国内では他の高速道路の建設も進められ、急激な車両通行量の増加が見込まれる。納入した交通管制システムは、雨天時や交通事故が発生した際、高速道路利用者に各種の交通情報を提供して渋滞や事故を防ぎ、円滑で安全な交通を実現する。
 概略設計と施工監理は東日本高速道路などが手掛けた。三菱重工はETC(自動料金収受システム)をはじめ有料道路や駐車場の料金収受システムで多くの実績があり、次世代社会インフラのITS(高度道路交通システム)分野を推進している。今回の納入を弾みに、各国に適合した交通管制システムの仕様・機能を提案して海外展開を強化する。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク