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環境ニュース[国内]

三菱電機、鹿児島県の川内駅向けエネルギーシステム整備工事を受注

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.08.06 【情報源】企業/2015.08.04 発表

 三菱電機は、鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市から同市の川内(せんだい)駅向けにエネルギーシステム整備工事を受注した。設計・施工を一括して手掛ける。エネルギー管理システム(EMS)を活用して太陽光発電風力発電といった再生可能エネルギーなどを統合し、非常時の防災拠点に電力を安定供給する。12月の完成を予定する。
 薩摩川内市は、国内で初めて自治体が所有する駅自由連絡通路の防災拠点化を目指している。エネルギーシステムの電力供給範囲には、川内駅の東口と西口を結ぶ自由連絡通路と、併設の物産館がある。駅前広場などに設置する出力30kWの太陽光発電、同5kWの風力発電、容量40kWhのリチウムイオン蓄電池システムなどをEMSで統合して管理する。
 EMSは分かりやすい操作・表示で電力の監視・計画・運用を支援し、供給計画シミュレーション機能は、天候で変動する太陽光の発電量を、天気予報を参照して自動で入力設定できる。平常時は低料金の夜間電力で蓄電池を充電し、昼間に再生可能エネルギーや充電した電力を使って商用電力を減らすピークカットで、CO2排出や電力料金を抑える。
 非常時は電源の供給負荷、発電状況から電力供給可能時間を算出して情報提供し、防災拠点の継続した運用を支える。薩摩川内市は次世代エネルギーを活用したまちづくりを進めるとともに、川内駅周辺の防災拠点化を推進している。川内駅は1日に5000人の利用者があり、駅と付帯公共施設での非常時の安定した電源確保が課題になっていた。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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