一般財団法人環境イノベーション情報機構
凸版印刷、家庭のエネルギー使用診断リポートを作成する実証実験を実施
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.08.06 【情報源】企業/2015.08.04 発表
凸版印刷は、家庭のエネルギー使用診断リポートを作成する実証実験を7月から2016年1月まで実施する。レコメンド(推薦)システム「VIENES(ヴィエネス)」を活用したサービスを使って、世帯別にエネルギーの使用状況を「見える化」するとともに、エネルギータイプの分類を記載したリポートを発行し、受け入れられるかどうかを検証する。ヴィエネスは、家庭のエネルギーデータからエネルギーの使用状況や生活行動を予測し、購買行動やプロフィルデータと合わせて新たなマーケティングを可能にする次世代型のレコメンドシステムで、富士通と共同開発した。実証実験は、住宅エネルギー管理システム(HEMS)を設置したモニター世帯から取得した電力データなどを基にする。
各モニター世帯のエネルギー使用タイプの診断、エネルギー使用量のランキング、エネルギー使用量の可視化などを行ってリポートを作成する。凸版印刷は実証実験を通してHEMSデータを活用した新しいサービスの可能性を見極め、マーケティングに利用した場合の有効性などを確認する。ヴィエネスの機能の一部は東京ガスに提供している。
ヴィエネスは、NTT系でインターネット接続サービスのNTTぷららが、2016年3月まで展開するポイントサービスでも採用した。モニターに節電の協力を依頼し、その度合いに応じてポイントを付与するサービスだ。モニター世帯のライフスタイルに合わせて節電の評価や節電を要請するメールの配信時間・内容を工夫し、効果を最大にする。【凸版印刷(株)】