東京ガス、東北電力と共同出資して電力小売り会社設立、関東地域で事業を展開

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.08.04 【情報源】企業／2015.07.30 発表

　東京ガスは、東北電力と共同出資して新たに電力小売り事業会社を設立することで合意した。関東地域で事業を展開する。2016年4月の電力小売りの全面自由化を踏まえ、両社が保有する事業資産を生かす。新会社は10月の立ち上げを予定する。
　新会社の名称は決まっていないが、東京都に本店を置く。東京ガス、東北電力がそれぞれ均等に出資し、両社から取締役を派遣する。設立時の資本は9億9000万円で、資本金、資本準備金とも4億9500万円となる。電力供給は2016年4月に始める。
　新会社は両社の強みを最大に活用する。関東地域でガス事業を手掛ける東京ガスのノウハウ、販売チャンネルと、東北電力が保有する競争力のある電源や、電気を中心にしたエネルギーソリューション、コンサルティングなどの強みを融合する。
　新会社は東京ガスと東北電力からの卸供給などで電力を調達し、北関東を中心にした関東地域の需要家に向けて販売する。法人が主に契約する「高圧」「特別高圧」を対象にする。両社は今後、新会社の事業に関してさらに協議、検討を進める。【東京ガス(株)】